2024/02/19
経営協障害福祉事業経営セミナー
 本日標記セミナーにてシンポジストとして参加させていただきました。
 2月6日に障害福祉サービスの報酬の概要が示されましたが、これを踏まえて、社会福祉法人経営者としてどう評価し、短期的だけでなく、中長期的にどう対応していくか、といった議論を行いました。

 3年に一度行われる報酬改定ですが、単価そのものも大事ですが、障害福祉サービスがどのような理念や目的で組み立てられていくのかといった国の姿勢を捉えることも重要だと考えます。
 今回大きく取り上げられている、いわゆる「地域移行」という言葉は個人的には違和感を感じています。
 障害者支援施設においては、地域移行の意向を確認するとありますが、そうではなくてどこでだれと暮らしたいのかの意向確認だと思います。
 また地域移行とは地域でないところから、地域へ移行するという意味ですので、これでは障害者支援施設は地域ではないということになります。
 少なくとも障害者支援施設職員が地域移行という言葉を使うということは、自分たちは地域ではないということを認めることになります。
 確かに少なくともハード面においては障害者支援施設の多くは住みづらい環境にあることは間違いないと思いますが、だから施設以外に移ることのみを生活にするのではなく、施設自体はもっと地域化し、住みよいものに変化発展していくという発想も必要なのではないかと思います。
 当然第1種社会福祉事業である障害者支援施設は住みよい環境作りだけを行っていては、第2種であるグループホームと何ら変わりがなくなってしまいますので、住みよい環境に加えて、第1種としての使命を果たすべき機能や役割を責任としてではなく、しっかりと義務として付加することが重要です。
 その機能や役割とは何なのかはしっかりと議論することが必要だとして、少なくとも住まいの選択肢として居住機能の向上を求めるべきであると考えます。

 シンポジウムでは他のシンポジスト助言者の方々のご意見や取り組みをお聞きし、大変勉強になるとともに大きな刺激を受けることができました。
 当法人はまだまだ発展途上であり、もっとできることがたくさんあると感じました。
 そのためにも目の前のことだけで精いっぱいにならない、人的にも経済的にも余力のある状況を生み出していかなければならいと感じました。
2024/01/26
大分県協会研修
 昨日は賀詞交歓会の後浦和に宿泊し、そのまま朝一で大分県に向かい、午後から大分県協会の研修に、昨日埼玉でお話しさせていただいた同内容の話をさせていただきました。
 大分県は初上陸でした。

 研修中も皆さん真剣に話を聞いていただき、またその後の質疑応答でもたくさんのご質問をいただき、関心の高さと、大分の皆さんの意識の高さを感じました。

 夕方は大分県協会の会長副会長の皆さんとおいしいお料理とお酒をいただく機会をいただきました。
 それぞれの地域の実情は、やはり直接聞いてみないとわからないもので、大変勉強になったとともに、とても楽しい時間となりました。
 大分県協会の皆さんには大変お世話になりました。

2024/01/25
発障協施設長幹部職員研修
 本日標記研修会が開催されました。

 前段会長あいさつの中で、能登半島沖地震についての報告がありました。
 また同じく協会理事の一人が現地に入ってきたこともあり、その報告もいただきました。

 甚大な被害が出ているのは誰もが理解しているところだと思いますが、報道で見る様子以上に現地の大変な様子をうかがい知ることができました。
 いま私たちにできることを考え、行動していかなければならないと改めて強く感じました。

 その後、政策委員としての立場で、現在行われている障害福祉サービスの報酬改定の議論の経過について話をさせていただきました。
 
 その後夕方からは福祉関係の賀詞交歓会に参加いたしました。
 コロナが明けて初めての開催でした。
 久しぶりの再会もあり、楽しい時間を過ごさせていただきました。
2024/01/05
新年あけましておめでとうございます。
 新年あけましておめでとうございます・・・と申し上げたいところですが、元日早々能登半島が大きな地震、そして津波に襲われ、甚大な被害を受けております。多数の方がお亡くなりになり、多くの建物が損壊したようです。今も多くの方が避難所での不自由な、そして大変な恐怖を抱えながらの暮らしを余儀なくされていることと思います。また翌日には羽田空港滑走路にて大きな事故が発生いたしまし、旅客機の乗員乗客は皆さんご無事だったようですが、海保機の乗員数名がお亡くなりになられたとのことですが、能登半島地震の被災地に救援物資を届けるため新潟に向かう予定だったとのことです。現地の皆さんには心からお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになった被災者の方々、海上保安庁職員の方々に心から哀悼の意を表します。
 どうしても心が晴れない中での年明けになり、何らか支援の方法を考えたいところですが、親切の押し売りは返ってご迷惑をかけてしまうものですので、私たちができることは、まずは自分たちの日常をしっかりと送ること、そして何か必要なものやことの発信を受け、それに対して、物心ともに積極的に支援することだと思います。

 日常をしっかりと送るという意味では、私たちの目の前の利用者の方々の生活を支えるという部分において、障害福祉サービスにおいては、報酬改定の議論がいよいよ佳境を迎えており、詳細についてはこれからですが、概要についてはだいぶ姿が見えてきたように思います。また子ども家庭庁が設置されて間もなく1年がたとうとしていますが、ある意味では障害福祉サービス以上の変化がみられています。
 物価高、最低賃金の上昇や社会保険等を含む人件費の上昇など、公的価格で経営を行う福祉、保育、介護は、適正な経営を行うためには適正な報酬設定をしていただかなくてはなりません。ただでさえ少子化、高齢化により全作業的に労働人口が減少している中、他産業の賃金上昇率は大きな伸びを示そうとしており、もともと全産業と比較しても給与水準が低いとされる福祉、保育、介護業界の人材の流出は極めて大きな問題です。
 利用者の皆さんの日常を支えるため、もちろん職員の日常を支えるためにも建設的で未来志向の報酬設定を期待したいと思います。
 と同時に私たち自身でできることを考え、実行していくことも大切ですので、チームとして研鑽や議論を惜しまず、義務感ではなく使命感を持って、よりよい保育福祉サービスにつなげていきたいと思います。

 個人的には日本知的障害者福祉協会の政策委員として、報酬改定の検討年度ということもあって、昨年は全国多くの地域お伺いいたしました。その中で多くの人たちと出会い、議論し、それぞれの地域特性を活かした取り組みや、風土、文化にも触れることができ、大変勉強になる1年でした。年が変わってまた年度内も複数の地域にお伺いする予定です。
 このような機会が当たり前ではなく、自身の成長のためにも大変ありがたい機会であることを強く認識し、このような機会を大切にしていきたいと思います。
 皆様方におかれましては、これから寒さも厳しくなる中、お体にご留意いただき、また当法人に対しましても引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
2023/12/23
法人内ネットワーク研修
 本日法人全体会議と法人内ネットワーク研修を開催しました。

 前回まではオンラインでの開催でしたが、今回うさぎこども園の体育館を使用し、久しぶりに顔を合わせての開催となりました。

 議案は前回開催日の8月から12月までの業務報告が主ですが、加えて就職内定者の紹介も行いました。

 その後はネットワーク研修ということで、本年度は少し体を使って、研修会を行いました。
 第1種目ピンポン玉スプーンリレー、第2種目新聞紙ボール玉入れ、第3種目長縄跳び、この3つの種目を行い得点を競うものです。
 これではただの運動会のようですが、それぞれの種目の前に作戦会議を行い(アセスメント)、1回戦目を行い(インターベンション)、その反省を踏まえて作戦を練り直し(モニタリング・再アセスメント)、2回戦を行うというまさにケアマネジメントプロセスにも繋がる壮大な?テーマをもって実施しました。
 その内インスタグラムにも投稿されるものと思いますので、お楽しみにしていてください。

 本研修はチーム力を向上させるために必要なことや合意形成の方法を学ぶことに加え、他事業所がシャッフルされたチームを作って演習に取り組むことによる法人内のネットワークの醸成を目的にしています。
 前段の全体会議での各事業所の業務報告の中でも、他事業所の名前がしばしば登場しており、各職員が意図的にそれぞれの事業所が必要に応じて有機的につながっていることを実感しました。

2023/12/14
しびらきの職員の皆さんが来園されました。
 本日さいたま市桜区を拠点とする社会福祉法人邑元会しびらきの職員の皆さんが、当法人の主にみのりの家加納、ひよりのご見学に来園されました。

 しびらきさんとは4法人合同研修でも一緒に学びあう関係性にあり、大変仲良くしていただいているところです。

 いただくご質問やお話をさせていただく中で、高い課題意識を持ち、真摯に障害のある人たちへの支援に向き合っている様子を強く感じました。
 私自身も大変刺激を受けた機械となりました。

 http://sibiraki.jp/
2023/12/05
桶川市障害車計画障害福祉計画策定委員会
 本日表記会議に出席しました。

 今回が3回目の会議となりますが、おおむね計画案がまとまってきました。

 計画作成はあくまでも障害者施策を前に進めるための手段であり、作成自体が目的ではありません。
 作って終わりではなく、1事業者としてあるいは1市民として計画がしっかりと遂行されているかどうかについても注視していきたいと思います。
2023/11/30
北陸地区地域支援部会・相談支援部会合同研修会
 本日富山県にて標記研修会が開催され、政策委員会として現段階における報酬改定の検討状況についてお話をさせていただきました。
 写真は分かりづらいですが富山駅です。

 今回は主にグループホームと相談支援の職員の方々が対象の研修会でしたが、ともに地域生活を支える大切な役割を担っており、また制度についてもたくさんの知識を要する立場の方々なだけあり、皆さん真剣に参加されていました。

 また後半では富山国際大学の教授で、ご自身でも社会福祉法人の理事長を務めていらっしゃる村上先生のご講義も拝聴しました。
 様々な角度から物事を見ることの大切さを学ばせていただきました。

2023/11/27
発障協サビ管・中堅職員 情報交換会
 本日発障協の障害者支援施設部会にて午前中には中堅職員、午後にはサービス管理責任者の情報交換会を行いました。
 コロナ禍にあって、この情報交換会もオンラインで実施していましたが、本年度は対面で実施することができました。
 ただ、参加者数はオンラインの時と比べて少数となっており、改めて、参加しやすいというオンラインの良いい特性も感じる機会となりました。

 午前も午後も皆さん活発に情報交換を行い、また他法人の職員と交流することでたくさんの気づきがあったものと思います。
2023/11/12
いろどり祭
 コロナ禍にあった3年間開催することができなかった収穫祭ですが、本年度4年ぶりに、そして名前も「いろどり祭」として開催いたしました。
 この3年間に採用された職員たちは、イベントそのものを経験しておらず、本年度はリハビリを兼ねて、ご案内も、ご家族、上尾桶川伊奈地域の事業所、近隣の地域の方々に限定し以前の半分くらいの規模で開催いたしました。

 お祭りの企画運営の経験のない職員が多い中、たくさんの失敗もあることを前提に取り組んできましたが、職員一人一人が楽しみながら、準備や当日運営を行ってくれたことにより、結果的にはそれでも200名弱の方々にご来場いただき、楽しい時間を過ごすことができました。
 当日の様子は、後日インスタグラムにも投稿されますので、お楽しみにしてください。

 地域の方々と交わりながら、楽しいイベントを楽しむ利用者の皆さんの様子を見ると、なんともうれしい気持ちになると同時に、この3年間は時が止まっていたようにも感じます。

 来年度はもっと盛大に、もっと多くの方々にご来場いただけるよう、楽しいイベントにしていきたいと思います。
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